南房総市ロードレース千倉 ハーフマラソン参戦記 〜 はじまりはいつも大雨

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緊張するとお腹がゆるくなります。

みなさま、いかがおすごしですか?

本日は紆余曲折ありましたが、
南房総市ロードレース千倉 ハーフマラソンの部 に
出場してきました。

ホノルルマラソンに向けた初めての大会。
残念ながら大雨。

海沿いの吹き付ける雨の中、よく完走したと自分を褒めてあげたい、まぢで。
しかしながら、制限時間の2時間30分には間に合いませんでした。

私がゴールにたどり着いた時、既にゴールは閉じられており、
計測チップが反応するバーさえも超えさせてもらえず、
印字のない完走証を手渡しでいただきました。

故に公式記録はどこにもなく、私のゴールを一緒に併走して見届けてくれた
フヌフさんが私の公式記録です。
フヌフさん、ありがとう。いつも、ありがとう。

photo:01

 

空に立ち昇った塵と埃がまじる汚い雨をペロペロしながら走るも、
ゴール後に激しい喉の渇きにみまわれ、
エイドステイションへ動かない足でテロテロと向かうと、

業務用のバケツにはいったアクエリアスを
廃棄される寸前の所で柄杓1杯いただくことができました。
協賛のコカ・コーラさんありがとう。
コカ・コーラもエイドで出すと割と人気高いと思いますよ。

このレース思い起こせば…

スタートして直後から既に
(最後尾の)先頭集団。

5kmあたりでは、
本来であれば15km以降の苦しい時に唱えるはずの
ランニングクラブの仲間の言葉、”keep going, you can do it!” を
既に心の中で
ヘビーローテーション。

8km地点で、やっと調子がぶっこける感じになり、
私って大器晩成型よね、と
沿道の声援に
笑顔とお手振りと
消えいるような声でありがとう、と答えながら走る。
そしてここから、人はなぜ人を応援するのか、という内省に突入。

11km地点で、先ほどの命題に、
人は元来人の力になりたい生き物なのだな…
そもそもは互いが差し出せる物の交換だったのに、
人間の理性が貨幣制度を作ってしまい、
それに翻弄されるようになってしまったのだな…、
とかなんとかかんとか答えを出した気に。

ここでエイドがあったので、
スタート30分前に飲んだ、
愛すべき親友けにゃーそからもらったアミノ酸を再びチャージ。

このあたりから、嵐の”サクラ咲ケ”が脳内をヘビーローテーション。
ポーチには元気出せソングを集めたプレイリストを収めたiPodを
携帯していたが、最後の苦しい時に出すんだ、ともったいぶる。

レース当日、朝の南房総から臨む太平洋。

photo:02

 

 

13km地点では、これ以上練習で走ったことのない距離に、
ゴールした時の自分に思いを馳せた。
折り返しももうすぐだ…

ランニングクラブの部長が”るかちゃんなら走れるよ”と言ってくれた言葉を思い出し、
“そう、I can do it” と心の中でシャウトする。

16km地点では、あれ、まだ16kmなの!?と
17kmと取り違えていた自らの不徳の致すところに腹を立てた。

18km地点で、あー、あと3kmでゴールなんだぁ、
うそみたい、私ゴールできちゃうんだ、と早くも涙がでてしまいました笑

この日一緒に千倉まで来たランニングクラブの仲間を思い、
皆が待ってるから早く帰ろうと思った瞬間。
この時、私の高まる気持ちと共に高まる雨、風、波、そしてビールへの渇望。

ラスト2キロの立て札を持ってる人が松潤にみえて(言いすぎた)

ラスト1キロの立て札を見て、最後の力を振り絞るも、
脚が前にでない、
思うように動かない、
背中が痛い。

ゴールが見えてき…た!

そして、ピストルの音が3発きこえる。
誰か大当たりを出したのだろうか。(商店街のふくびきか!)
後で聞いたら、これが制限時間2時間半の合図だったようだ。

ふと前方に手をふるフヌフさんを見つける。
と、両手を振り笑顔の私。
なんだ少し余裕あるのか自分…

 

というレースだった。

歩きたいとは思ったけど、
一度もやめたいとは思わなかった。
これは一番意外だった。

帰りは立寄り湯に行き、
ラムネを一気飲み。
カツ丼完食。

次は…もう1つハーフマラソンに出て、
ホノルルマラソンだわね!

 

メモ:
・ウィンドブレーカーはもしもの時のために使わなくても持参する
・カッパももしもの時のために使わなくても持参する