累犯障害者

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恐れずに書くならば、こういうことになるんだろうと思います。

知っておくべきこと、

知っておいた方がいいこと、
知っておいて損はないこと、
知らなくていいこと…
多分この本の中に書いてあることは、知らなくていいこと、の部類に入るのかもしれません。特に、きれいごとばかり言っている人には刺激が強すぎるかもしれませんね。読まない方がいいです。
ただ、ここに書いてあることは、決して表立たない、現実、なんだと思います。
現実。
きれいごとなんてクソ食らえの現実。
タブー視されている現実。
この本はですね、読んだからといって、はて、私に何ができるだろう、明日からこうしよう、なんて甘ったるいことが通用するようなものではないです。まるでどこにも救いがないように私には思えました。
とにかく衝撃だった。
聴覚のある我々がする手話は、デフコミュニティではまず使われないということ。
一体誰のための福祉なのかってこと。
親が先だった後の障害者の行く末。
親のエゴが子どもを破壊していく様。
居場所のない弱者の末路。
この本を読んだ後にこういうことは言っていいのかわかりませんが、
ただただ、私を健康に産み、育ててくれた親には感謝、感謝してもしきれない、そんな思いです。
いやほんとにね、
出生前診断の是非、とか
倫理観とか、
愛は地球を救うとか、
きれいごと言ってる人は、
読まない方がいいと思いますよ。

累犯障害者 (新潮文庫)

累犯障害者 (新潮文庫)