陳情書の作り方と提出方法まとめ〜地方行政への要望・意見は「陳情書」で直接伝えよう〜

スポンサーリンク

行政に対する要望を「陳情書」にして提出してきました。

陳情書の作り方と提出方法まとめ〜地方行政への要望・意見は「陳情書」で直接伝えよう〜

こんにちわっつあっぷ。

先日、保育の質に関する要望を陳情書という形で行政機関に提出してきました。

行政のトップへの手紙、という形で意見を述べることはできます。が、手紙を拝読しました、という杓子定規な返事が来るだけで、実際に検討していただけているかが不明です。

一方、陳情書は、地方の議会にて議題に上げてもらうことができます。陳情書の作成や提出に少し手間はかかりますが、細かいことで問題だと行政にわかってもらえてない可能性の高いことなどについて、議会議員の方々による議論のテーブルに乗せてもらえるチャンスが確実にある、という点において、陳情書を提出するのは行政トップへの手紙よりよっぽど希望があるな、と思いました。(とはいえ、まだ、私の陳情書の内容が採択されたわけではありませんが。)

陳情書とは

「請願」「陳情」は、みなさまが区政等に関する意見や要望を議会に対して述べる制度で、どなたでも提出することができるものです。
※「請願」は1名以上の議会議員の署名があるもの。請願も陳情も私の地域では、扱いは同じです。

提出された「請願」「陳情」を慎重に審査して採否を決定しています。その結果、採択(寄せられた意見や要望を区政に反映すべきであると判断)されたものについては、区長等に対して通知し、その実現を要請しています。

(行政機関のホームページより一部抜粋)

私の提出した陳情書は、今年初めの本議会の委員会にて審査されます。本議会には委員会がいくつかあり、例えば私が今回提出した保育に関する件は、保育に関する委員会にて審査されます。そして、実際にこの要望について行政で対応するか否か(採択か不採択か)が決まったら、手紙にて通知してもらえるようです。手紙の通知は3月の上旬に届くことになりそうです。

陳情書を提出して区の対応が入った例

ある駅から子どもたちが通行する道順に横断歩道を作って欲しい、という陳情が通ったケースがあるようです。これは、この陳情を提出した方のお子さんだけでなく、その他の通行する人々の安全を守るという意味でもメリットがあるので、採択され実現したようです。

今回私が提出した陳情も、私の子どもだけでなく、他の子どもたちにとってもメリットがあると思っていますので、是非採択、実現されるといいなぁ。

陳情書の作り方

お住いの地域によってフォーマットが違うかもしれませんので、一度地域の行政機関(区役所や市役所)のホームページなどをご確認いただくことをお勧めします。

ちなみに、私が提出した陳情書は、以下の内容を盛り込んだ、写真のようなフォーマットで提出しました。

また、提出する前に、近所の議会議員の方に書き方などの相談もしました。

  1. 件名(例:○○○○に関する請願、○○○○に関する陳情)
  2. 要旨(例:○○○○してください)
  3. 理由
  4. 提出年月日
  5. 住所
  6. 氏名
  7. 提出者の押印(法人または団体の場合は、代表者印)
  8. 議長名

(行政機関のホームページより抜粋)

 

陳情書の提出方法

直接、議会事務局へ提出しにいくか、また郵送でもできるようです。私は直接提出しに行きました。地域によって異なるかもしれないので、お住いの行政機関のホームページなどで一度ご確認くださいね。

議会議員に相談しよう

実は、この陳情書を提出するという方法は、私の区政に関する悩みと、解決するためのアプローチ方法を議会議員さんに相談して知った方法です。

私は、たまたま自宅の近くに議会議員さんの事務所がありました。ダメ元でメールでコンタクトしたところ、事務所への訪問を快諾してもらえました。

伝えたい内容をどういうニュアンスで書くといいか、など実際に本議会に出席している議会議員さんにアドバイスをもらえることほど心強いものはありませんでした。

何かお住いの地域での生活などに関する悩み事や要望がある場合、相談してみるのも一つの手だと思います。議員報酬は我々の税金から出ていますので、ガシガシ使いましょう!

私が相談した議会議員さんも、もっと議会議員を使ってくれればいいのに、とおっしゃっていましたよ。

自分の提出した陳情書のその後

手紙で通知が来るほか、私の地域の行政機関はホームページでも、どんな陳情書が提出されているのか、その陳情は採択になったのか、不採択になったのか、取り下げとなったのか、継続審査となったのか、公開されています。

私の陳情が採択されたら、陳情書の全内容を公開いたしますね。

どうか、採択されますように。そして、子ども達が毎日笑顔で過ごせますように。