渡辺満里奈さんについて

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コロッケ

みなさま、いかがおすごしですか?

渡部満里奈さんのエッセイを読んでいる。
昨夜いたく感動した。
私は彼女がとても好きだと感じた。

彼女との出会いは、小4学年生だったと思う。
学校から帰って来て、ハッピーターン(時々やきいも)を食べながら、
夕やけニャンニャンを見ていた小学4年生の私。

私は、おニャン子クラブでは、国生さゆり押しだった。
“会員番号8番国生さゆりです。”って国生さゆりのモノマネをよくしていた。
バレンタインキッスに勝るバレンタインソングは未だにないと思っている。
岩井由紀子も好きだった。
おニャン子クラブには、渡辺姓は2人いて、当時は渡辺美奈代の方が好きだった。
渡辺満里奈については、ノーマークだった。ぽっちゃりした、
地味なおねえさんだな、という印象だった。
余談だが、なぜ新田恵利みたいな人がおニャン子にいるのか理解できなかった。
時が経ち、おニャン子クラブは、赤い自転車という名曲を残して解散した。

満里奈さんのことなど忘れていた1996年の夏のことだった。
夏休みを利用した、初めての単身渡英に心躍る夏だった。
ロンドンはヒースロー空港行きの飛行機に搭乗する前に入ったトイレで、
私は実物の満里奈さんに遭遇する。
産まれたときからミーハーな私は、ずんずんと彼女に近寄り、
握手とサインを求める。質問をすれば気軽に答えてくれ、
私にもどこに行くのかと質問返しをしてくれ、その気さくさに私はあっという間に
心を奪われてしまった。

だが、心を奪われたくせに、日常に戻ると私は満里奈さんをまた忘れることになる。

次に彼女の存在を目にしたのはおしゃれカンケイだったと思う。
司会をしていた。
おニャン子時代のぽっちゃりはどこへやらで、凛とした佇まい、
バランスのとれたスタイル…
何が彼女をここまで変えたのか…ずばりピラティスだった。
このあたりからしばらく、彼女のホームページへ訪問しては、貪り読むようになる。
とくに衣装を着た彼女のスナップを公開しているStyleというページがお気に入りになる。

更に彼女に好感を持つようになったのは、マガジンハウスから出版したグルメエッセイ、
「甘露なごほうび」を読んで、である。
めちゃくちゃグルメなのに、引き締まった身体。気持ちのよいバランス。

そののち「ピラティス道」を出版し、そこで見せる理想的な肢体にまたも私は
心を奪われることになる。
真似っ子して近所のジムのピラティスクラスに行くも、とてもついていけず、
撃沈したのはこの私である。
以来憧れはあるもののピラティスへのアレルギーは残ったままである。

昨夜は彼女の何にいたく感動したかというと、
食べることにも、動くことにも真摯に向き合っているという点とそのバランスである。
身体に良いものを妥協せずに選び抜き、食べたら動く、自分の身体の声に耳を傾けているという点である。

渡辺満里奈、私の理想である。

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