パール大をふた粒ほどを、陣痛中にしてしまったと思います。
みなさま、いかがおすごしですか。
無事に2014/2/10 20:07に お腹の中の神秘とこの世で対面を果たしました!!紛れもない男の子、身長50cm、体重3365gでの誕生であります。2/9 15:00頃の破水から、29時間のお産でした。
昨日の朝9:00時点で投稿した陣痛レポート、あの時の陣痛はまだぜんっぜんマシだった。あの時点でブログの投稿をした自分、マヂナイス…!
さて、今日はその後から分娩にいたるまでをまとめてみましたよ。
陣痛促進剤の投与
私は破水からお産が始まりました。色々なお産の形があるようで、陣痛が先に来る人もいれば、私のように破水から始まり、その時点で陣痛が微弱なケースもあるようです。
陣痛とは、子宮が収縮する時の痛みで、子宮が収縮しないとお産が進みません。なので、先に破水してしまい、赤ちゃんへの感染症が懸念される場合、お産を進めるために陣痛促進剤を投与することがあるようです。私は正にそのケース。2/10の朝6時から、陣痛促進剤を1時間起きに飲み、昼過ぎには飲むのをやめ、すっかり陣痛も板についていました。以降は分娩室にこもり切り。子宮口がやれまだ何センチだの、赤ちゃんの頭がまだ全然降りてないから、四つん這いになって腰を振るだの、力を抜けと言われても、この痛みの最中、力なんてどうやって抜けというのだーーーーー!!!!
…と叫びはしませんでしたが、とにかく辛かったっす。最後の方は、気張ればパール大の排泄物がコロコロでちゃいました。陣痛中は何やっても辛かったっす。素直にいいます、痛かったです。何もかも投げたしたいくらいでした、はい。ごめんなさい。
赤ちゃんがなかなか下に降りてこない
四つん這いになって、腰をゆらゆら振り、下に降りておいで〜とやれども、膝は痛いし、腰は痛い、この姿勢辛い、息がしづらい、もうやめたい…
やっと降りてきたと思ったら、助産師さんの思惑通りではなく、このまま下に降りるのを経過観察するのか、吸引機で誘導してあげるのか、どうするのか、先生に判断が委ねられました。それが、2/10の19:00台だったと思います。
吸引分娩
結局吸引機を使って、誘導してあげよう、との判断になりました。助産師さんは、ここまでよく頑張ったね〜!と最後の力を私が振り絞れるように励ましてくれました。吸引分娩については勉強不足だったのですが、リスクがあるようですね…産後の今後の経過をよく観察しますが、少し不安が残っているのが正直なところ…。
中尾彬
吸引機を使い、3度ほどいきみ、私のお腹の中の神秘はこちらの世界にお目見えしました。なんと、臍の緒を中尾彬張りに巻いて。だからあれ以上降りてこれなかったのかな〜。
赤ちゃんは産道を回転しながら出てきますが、その時に臍の緒を巻きつけちゃったのかな…いつどの時点で巻きつけたのかは最早謎なのですが…。ちなみに私も生まれた時は首に臍の緒を巻きつけていたらしいです。
頭の形が変…
私の第一声はこれ。もうほんと、ごめんなさい。
赤ちゃんって、細い産道を通る時、自分で頭の骨の形を変えながら出てくるので、どうしてもとんがった感じで出てきちゃう。あまりに三角屋根型だったので、こんなセリフを私はのたまったのでした…。吸引だったから尚更そのように見えたんだと思います。ちなみに第二声は、やっと会えたね、と母親らしい言葉ですのでご安心を。
そして男の子の証もしっかりつけていました。あぁまるで梅の実のようだな、と睾丸を見て思いました。
先生と助産師さんたち
赤ちゃんを出した後に胎盤を出す作業もあって、これもちょっと痛かったな〜。でも、なんか陣痛に比べたら…我慢できる範囲でした。ふと下を覗き込むと、チームバチスタの朝田張りに素早く2本の鋏で縫合作業する若き先生。先生、本当にありがとうございます、と口にせずにはいられませんでした。この方がいたから、私は出産できたんだ…。産道のあたりからも出血してしまったので、そこも手早く縫合止血。
先生だけでなく、助産師の方々にもありがとうございましたと伝えずにいられませんでした。いい年した私の痛い痛いという叫びを叱咤することなく、励ましさすり続けてくれ、力が抜けない時には一緒になって呼吸してくれたり、足湯を持ってきてくれたり、汚物をささっと処理してくれたり、最後の最後には先生と力を合わせて我が子をこの世に誘導してくれた…もう感謝してもしきれません。
そして旦那様の功労
ずっと背中や腰をさすってくれ、居づらかっただろうに、分娩室の中でも、私を最後までジッと励ましてくれた旦那様。分娩室で陣痛に耐える時間は1人だったらチョット無理だったかな〜。さするって簡単なようだけど、長い時間となると辛い作業だと思います。おまけに汗だくで髪を振り乱し、痛みに顔をしかめる見たこともない形相の妻…見たくもないものを幾つも目にしたと思います。ありがとう。
その後
分娩、後処置が済んだら、分娩室で2時間程、家族水入らずで過ごしました。目を開けて、分娩室の様子を伺う我が子。右手をペロペロと舐める我が子。
か、か、か、かわいい……
この子が私のお腹の中でしゃっくりし、蹴ったり、モゾモゾしたりしていたのね…!精子と卵子が出会った奇跡。大豆程の大きさから、50cm、3365gにまでお腹の中で成長する神秘…。感動です。
赤ちゃんは分娩当日の夜はナースステーションにひとまずいました。授乳が始まると母の部屋へ合流するようです。
母体はといえば、産道の出血処置の関係で、お小水は管から状態。処置後の鈍い痛みと尾骶骨の痛みで、寝返りもろくに打てずにおりますが、元気です。
さぁ、明日は授乳指導です。さっさと寝まーす。おやすみなさい!