『世界に通用する子どもの育て方』松村亜里さんの著書を読みました。
幸せであること、成功すること、ポジティブであること、がごっちゃになってる印象を受けるというか。
成功が幸せなのか?
成功してても幸せじゃない人いるじゃん?
え?成功ってなに???
年収が高いのが幸せなの??
ポジティブじゃないと幸せになれないの?
とか、もう私のネガティブ&自己肯定感の低さが全開しちゃって、なかなかブログの記事にまとめるのが難しかった本です。
多分私自身が、今の人生に満足してないところがあるから、素直に聞き入れられない部分なんだろうなぁと分析します。
私みたいなお母さん(そうそういないと思いますが…私ほどねじれている人は)は、ぜひ本書を読んで、子どもとの関わり方の参考にしてほしいな、と思いました。
親の立ち位置
著者の定義する世界に通用する子ども、とは。世界中どこにいても幸せで、自分の強みを生かして人を幸せにする子、とのこと。
そういう子どもに育てるためには、親は、
支援型でいること
子どもの安全基地になること
が大事なのだそうです。
また、親子関係が子どもの幸せを左右するという理由から、
無条件に自分は愛されているのだと子どもが感じられるように関わる、きちんと愛を伝えるようにしましょう。
こちらが愛を伝えたつもりでも、案外子どもには伝わっていないことが多く、それでは伝えたことになりません。
まぁ子ども相手に始まった話じゃないですよね。
男女関係でも、え?俺振られたと思ってたんだけど、みたいなのありませんでしたっけ?
まぁさておき。
きちんと愛を伝えるためには、子どもがどんなことで愛を感じるのかよく観察しましょう。
そう、結局あらゆる方面で、この子に合うこと、向くことをしっかり親が観察する必要があるんですよね。
キャッチフレーズは、「スマホの向こうの知らない人より、目の前の大切な人」って感じですかね。
ということで、早速昨夜は子どもとキャッチボールをしてみました。
果たして私の愛をキャッチしてくれただろうか。
本書では、愛の伝え方が6つほど紹介されていましたので、気になる方はぜひチェッてみてください。
良い自尊心は良い親子関係から
自分が好きという気持ち、自尊心は幸せな子どもに欠かせません。
しかし、害になる場合もあります。
それは、他人と比較することで得る、
アイツよりイケてるからオレ、最高!
みたいな、条件のついた自尊心は、タチが悪いよ、ってことでした。
これは、あーーーーーーーーー、と妙に深く響きましたね。
自分自身がそうなのでね。
誰にも勝てないので、いつまでも自分を自分で認められないんですよね。
これ結構辛いんですよね。生きてるのが軽く嫌になるんですよ。
そんな思いは子にはしてもらいたくないなぁ。
逆もね、いつも自分が勝たないと気が済まない場合、今度は勝つために手段を選ばなくなるらしいので、やばいですよね。
条件付きでない良い自尊心は、親との良好な関係から作られるということで、親との良好な関係というのは、親が子どもを批判しないことが大事なんですね。
子どもに共感してあげる、自分を思いやる態度を親自らしてみせる、なども子どもとの良好な関係作りに欠かせません。
親の幸せが実は一番
その他、子どもには失敗しても大丈夫であると安心させる、自分で決めさせる、やりたくないことでも出来るように筋の通った理論で説いて促す、多様性を尊重する、といった子どもの幸せの土台となるような関わり方が紹介されています。
でですね、こちらの本、最後の最後に親の私が救われてしまうという本だったんですよ。
その救われた内容というのが、”親が幸せであることが一番子どもの幸せに繋がる”ということ。
親の背中を見て子どもは育つんですねぇ、そうなんですねぇ(淀川さん風)
はて、私の幸せってなんだろうか。
自分にとっての幸せが何か、というのを見失わないようにもしてあげたいな。
『世界に通用する子どもの育て方』松村亜里著のチェックはこちらから
子どもへの愛の伝え方に悩む人に読んで欲しい一冊です。