親の気遣いがいつも子どもに喜んでもらえるとは限らないのである

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最近は肩こりがひどく、昨日は頭痛がひどく、夜は炭水化物を抜いています。

 

こんにちわっつあっぷ。

 

週末に近所で消防署が主催する火災予防運動のイベントがあったので、行ってきました。昨年だったかしら、同じイベントに顔を出した時、ちびっこたちがはしご車のはしごの部分に乗っていて、ふむ、うちの子も乗せたいがまだこの歳では難しいだろう、来年にしようと思っていたのでした。

あれから1年、うちの子は、電車より断然、車派で、特に重機やemergency vehicleが好きな2歳に育ちました。

であれば!やはり!はしご車試乗で愛する人を喜ばせたい!と親心なのか女心なのかよくわかりませんが、張り切った私。

イベントが10時からと知り、10時に着くよう家を出発!

計画的な行動の結果、10時には到着!はしご車と対面!イエス、今年もはしご車!

子どもも大興奮であります。すごいねーすごいねーと言っています。

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着いてわかったんだけど、このはしご車試乗、誰でも乗れるわけでは…なかった。

どこまでも厳しい世間の風…。

 

誰が乗れるかっていうと、くじ引きで当選した10組だけが乗れるんだってさ。

ただ、抽選は、11時、13時、14時と各回あるようで、都度10組当選後試乗、ってことみたいでした。

外れた人は、また次の回に賭けてみてね、ってことでした。

 

まぢかー。

(とか言っていると子どもが最近親の口真似をする。今朝は、”めっちゃ”怖い、と言っていた…。)

 

ここは、数々の正念場でくじ運の強さを発揮してきた私ですから、むん!あてちゃうもんね、と思っていたら、

パパが、子どもに引かせる!(当然!みたいな口調であった)というではないか。

 

オーケー、わかった、引いてみな!

 

前に並んでいた人々の悲喜こもごもな顔を見ながら順番を待ちます。

さて、子どもの順が回ってきましたよ。くじをわけもわからず引かされている子ども。そしてはずれ。

どこまでも厳しい世間の風…。

 

ただ、運はここで尽きていなかった。

時間があれば、このまま並んでいる人優先で乗せられるかも!”かも”だからね、”かも”!とか隊員のお兄さんが言っているではないか。

んー、ランチの予約もしちゃってるしなー、どうかな、子どもがじっと待ってられるわけないしな、ならべないな、と思っていたら、パパが無言で並んでいた…。パパの愛も母に負けず強かった。

まだ春の気配だけで風はどことなく冷たい空の下、延々と(パパが)待つこと40分。

時間があるから、じゃーならんでる人先頭から5組だけっ!乗せちゃうよっ!

だって。

果たして家族で一番運が強いのはパパなのであろうか。

 

そしていざ、はしご車試乗。並んでくれたのはパパだけど、ママと子で乗るのである。

ヘルメットに命綱。ただならぬ雰囲気に泣き始める子ども…。

乗らないと身をよじる子ども…。

まじで!ママは乗りたいんだけど!

 

あぁ、気が咎めたけど半ば強引に乗ってしまいました。

ぐんぐんと上に伸びるはしごの長さに比例して、大きくなる子どもの泣き声、強くなる子どもを抱きしめる母の腕の力。

そして伸びるはしごはちょうどビルの高さ10階ほどの高さでストップした。

こんなところから消火活動なんてまず無理じゃね?!的な揺れと高さ。

ママは海の中もダメだけど、高いとこもダメだなこりゃ。平地が一番です。

ふと地面に向かって縮むはしご、すると泣き止んだ子ども。

 

以来、保育園でも先生にはしご車に乗って怖かった、と話していたり、

家でめっちゃ怖かった、というなど、

怖い思い出になってしまったよう…。

 

親は良かれと思って子どもにしたことだったけど、子どもにとって吉なのか凶なのかは、わからないもんですね、えぇ。