一流の育て方 を読んだわよ

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こんにちわっつあっぷ。

タイトルがシンプルでわかりやすい教育系の本を見つけるとついつい手にとってしまう、出版社にとってはいい鴨の私です。
今回は一流の育て方っていうまた直球なタイトルの本を読んでみました。
あ、ちなみにこちらは、義理の母が読んでいた本をいただいたのです。
まず表紙を見て思ったのが、
一流ってなんだよ、ってことですね。
この本でいう一流っていうのは、

リーダーシップあふれる一流のビジネスパーソンと、単に勉強ができるだけの”二流エリートたちの差はどこから来るのだろうか”

とあることから、リーダーシップを発揮している人のことらしい。また、国内にとどまらず、グローバル企業に進み活躍している人々のことであるらしい。

そして次に、この本は誰が書いたんだ、って疑問がわくわけです。
ムーギーキムさん、とミセスパンプキンさんという方で、
ムーギーキムさんはパンプキンさんの息子で、グローバルに活躍されている方のよう。
パンプキンさんはムーギーさんを長男とした4人の子どもたちをグローバルに活躍する人に成長させた母で、現在は東洋経済オンラインで人生相談室を連載されている方のようです。
さて、本書は以下のような章立てになっています。
第1章 「主体性」を最大限に伸ばす
第2章 「視野」を広げ、天職に導く
第3章 やり抜く力「グリット」を育む
第4章 一流の「コミュニケーション能力」を磨く
第5章 これで自分から「勉強」するようになる
第6章 「勉強以外の勉強」をさせる
第7章 「無償の愛情」を感じさせる
そして、本書のまた興味深いのは、ムーギーさんが出会った、200人を超える、東大、京大、早慶を中心とした学生の中でも、学生時代に突出したリーダーシップを発揮してさまざまなグローバル企業に進んだ学生に、両親の家庭教育を振り返って感謝している点、直して欲しかった点を自由に記述してもらったアンケートの回答が紹介されているという点にもあります。
これをまるまるそのまま子どもの教育に当てはめようなんて気はないですけど、
頭の良さは半分は遺伝だって話ですしね、
それでもやっぱり、
一流と平凡の差ってのをね垣間見れましたね。
印象的だったのは、第5章と第6章。
第5章は、いかに子どもに勉強を自分から面白いと思わせたり、自分からしようと思わせる環境を親が贈れるかが大事だってことが書かれてますね。
勉強しなさい、っていいながら自分はテレビでゲラゲラとかナシなわけですよ。
子どものモチベーションをあげるのに報酬(現金可)で釣る、というのも、結構やってる家庭が多いみたいですね。
私の友人で、東大出て、今は国外に駐在中の生涯尊敬してやまない人も、実は気の進まない受験と現金を引き換えにして親と取引きしたというエピソードをお持ちで、なるほど報酬も”うまく”使うべきなんですね〜。
第6章では、子どもは親の背中を見て育つ、ってことが大々的に述べられてます。
親が教養を持つ、持とうとして振舞うと子どももそうなるし、
子どもの前で偏見丸出し、人の文句を含む会話は絶対やめよう、って思ったし、
子どもに勉強してもらいたいならまず親が勉強する姿を見せにゃならん、ということですな。
こういう本は鵜呑みってのは考えものだけど、読んでみると、
ここはうちも真似したいとか、
これはちょっととか、
だんだんと自分たちがこうで在りたい様が浮き上がってきて面白いですね。
面白かったですよ。

一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

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