NHK語学講座英語で読む村上春樹を聞いて

スポンサーリンク

Lean inはいつ日本語訳が出版されますか??

みなさま、いかがおすごしですか。
今日やっと、この4月から始まったNHK語学講座の
英語で読む村上春樹“のストリーミング配信を聞きました。
30分間の番組です。

個人的にはとても興味深い内容だと感じました。

英語だけではなくて、
村上さんの小説を通じて学ぶ日本の文化と英語圏の文化の違いなど垣間見ることができるところが楽しいです。

例えば小説の中に出てきた
“象は町立小学校の小学生たちが残した給食の残飯を主食としていた”
というところでは、

案内役のアメリカ人Matthewさんに
アメリカには給食がありますか?と問う場面があり、
(給食というよりChefがランチを作ってくれます、という回答でした。
地域にもよるのかもしれませんが。)
面白いなぁと思いましたよ。

また、小説の中では実際に”5人”と具体的に書かれているのに、
英訳では”a few”となっていますね、
ここは春樹さんは”5″という数字に何らか意味を持たせていたり、
何かを象徴しているはずなのに、
訳した方は特に意味がないと判断したのでしょうね、

といったやりとりも興味深かったですよ。

英会話、という印象はあまりないですが、
英語圏における文化や背景を学んで英会話に生かすのに
非常に有益と思われます。

関谷英里子さんの”同時通訳者の頭の中”という本に、
“翻訳を読んでから原書を読もう”
という箇所があって、

いきなり原書を読むと、わからない単語をいちいち調べたりしているうちに
疲れて読まなくなってしまう、
翻訳を先に呼んでおけば内容を知っているので読み進めることができる。

とありました。

この方法をこの講座を使って小さく実践していくのもありかな、とも思いましたよ。

ちなみにこの翻訳→原書というリーディング方法を行うと、
“予測力”と”イメージ力”が培われる、とあります。

“予測力”とは会話中に知らない英単語が出てきても、会話の全体像から意味を
推し量ることができる力。

“イメージ力”は、その英単語が意味する状況や雰囲気の全体像をイメージする力。
例えば日本語訳が同じ”援助する”でも、
helpとかsupportとかassistとか英単語にはいろいろあって、微妙にその単語を使うことで
意味する情景が変わるはずです。それをイメージできる力のこと。

楽しみながら学べるなら継続力も付きそうですね♪

余裕のある方は聞いてみると面白いのではないでしょうか。