時間がないからやりたいことができない!!と子育てしながら仕事をすることに若干の限界を感じていた時に、実に励まされる本に出会いました。
時間がないからなんでもできる! by 吉田穂波 を読んだわよ。
こんにちわっつあっぷ〜。
ご無沙汰です。6月はほんと大変な月でした。この大変だった理由はまた別の記事にまとめたいと思います。
さて、本書の著者は、産婦人科医で、子どもが小さいにもかかわらず、ハーバード大学院に留学(しかも2人の幼児と生後1ヶ月のあかちゃんと共に!)という凄い方。
本書を読んでみると、時間がないなりに、なんとも泥くさい、たくさんの工夫をしてきたから 偉業を達成されたのだと、実に感嘆します。
自分の生活にも取り入れられそうなヒントがたくさんでしたので、時間がないからやりたいことができない、と途方に暮れている方必読です。
まず、本書を読んで、私が行動に移したい、移したことは次のふたつ!
やることの総量を減らす
私の場合、夜帰宅した後にやることが、夕飯、風呂、洗濯、明日の準備、就寝とあります。
そのうちの一つでも翌日に繰り越した場合、
例えば勉強したくて早起きしても、昨日残したタスクをこなすことに時間を奪われて、やりたかった勉強はできずに終わってしまうわけです。
私の場合、明日の準備を翌朝に繰り越すことが多いです。
結局早起きしても、準備をすることに時間を使っちゃって、やりたいことができずに終わる…。
何か新しいことをするには、これまでしていた古いことを手放すイコール自分がやることの総量を減らす、ということです。
そこで著者は、自分がやることの総量を減らすには人の手を借りたと自身の経験を語っています。
夕飯の準備、洗濯などなど、ヘルパーさんやお掃除サービスなどを使って、自分がやるのではなく、他人にやってもらうことにした、んだそうです。そして空いた時間を自分のやりたいことのために使ったんだそうです。
自分の家に上がってもらうことは、私にはハードルが高いのですが、いよいよ借りる時が来たのかな、と本書を読んで感じました。
こういうヘルパーやお掃除サービスを使ったことがある、という方がいらしたら、経験談教えてください!
家事は旦那とフィフティフィフティに分担しない
気づけば、”なんで私ばっかり!”って心の中で思っていることが多かったんです。
あまりにも自分ばかりがやっている!不公平だ!と思いつめていた時、家事にまつわるタスクを全て書き出したことがありました。そして、いつ旦那に分担について切り出そうかと思っていたのですが…。
本書の中で著者が言っていたことにハッとしました。
それが、家事は旦那とフィフティフィフティに分担しない、ということ。
たとえば、自分と旦那の家事分担の割合が、7:3だとします。自分のやっていることを旦那に振り分けて、分担率を5:5 にするのではなく、
自分のやっていることを、旦那以外の他の誰かにやってもらうか、
やらないと決めるかして、
5:3 にするとか、4:3、3:3にしていく、自分のやる量を自分で減らしていく、旦那がいまやっている量に合わせてならしていくのだ、と著者はいうのです。
こうすれば、夫婦の間に軋轢も生まれないですよ、とのこと。
旦那も仕事に家のことに子育てに大変なのはわかります。
大変なところに、さらに家事の負担を旦那に増やしたところで、果たして家庭が平和になるだろうか…?疑問です。
そして私は、タスク一覧を旦那に見せるのはやめようと心に決めました。
終わりに
著者は、他の働くお母さんたちに、”私には真似できない。吉田さんだからできたこと” と言われて、心苦しい思いをすることがあるんだそうです。何も彼女が天才だとか、凄いわけではない、彼女も皆と同じだと声を大にしていいたいんだそうです。
もちろん、彼女自身が医者で、旦那さんも医者、ということで、収入が多いと想定される部分は庶民とは違うでしょう。
なので、お金で解決できる部分は、誰でも彼でもが真似できる部分ではないかもしれません。
ただ、それでも、ハーバード留学時代の収入ゼロの貧乏学生生活について書かれているところを読むと、こんなものかと妥協せず、人に力を請うたり、できる限りの手を打ちまくるところは、真似したい部分でした。
他にも、細切れの時間を無駄にしない、細切れの時間の質を高める、子どもと一緒に寝て3時に起きて1人の時間を作る、幾つものタスクを並行して少しずつ同時に進めていく、などなど、参考になることばかりでした。
忙しくて、やりたいことを後回しにしてしまう人に是非読んで欲しい一冊です。