公文式について、良いところ、悪いところが書いてあり、
最終的には自分の子どもに合うのか合わないのか、を考えさせてくれる良い本でした。
目次
なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?byおおたとしまさ を読んだわよ
こんにちわっつあっぷ。
息子が今公文式に通っています。学習習慣をつけさせたくて通わせているのですが、もう少し公文式について知っておいた方がいいかな、と思い、読んでみました。
この本、お友達からのプレゼントでした。ありがとう!
さて、タイトル買いする人もいるだろうな、というタイトルですが、
タイトルの”なぜ?”に対する明確な回答は本の中に書いてある気が全くしなかったのは私の読解力が足りないからなのか。
3人に1人が、というのは、現役東大生100人にきいたら、うち34人は公文をしていたよ、ということらしいんです。
あとの66人は公文をやってなくても東大に入ってるんです。
本書では公文に行ってた人や現在通わせている人の話が良い話も悪い話も出てきます。
公文が合わなくて辞めてしまった人の話もでてきます。
公文ってすごいんです!超いいんです!っていう公文信者による本ではなく、良い面と悪い面とを自分の子どもの特性を考えながら天秤にかけられるのがこの本の良いところです。
公文では応用力はつかない
公文に行ってよかったと言っている学力の高い人は、公文の学習スタイルが合っていて、そこで挫くことなくしっかり基礎学力をつけることができた。その後、タイミングよく応用問題が解ける、応用問題の楽しさを感じる、ような学習方法にシフトできている。
公文は、特に算数においてはその学習法について特に評価されているのですが、
簡単に言っちゃうと、計算の訓練所。これは良い面もあるんですけど、応用問題でつまづきやすい、という弊害もあったりします。
先の東大34人はだいたい中学で公文は卒業、そのあとは受験専門の塾にシフトしてるんですよね。その塾で応用問題の解き方や楽しさを学んでいる。また、思考力もつけている。
公文は万能ではない。基礎学力がつく点ではもちろんすごくいいのだけど。子どもをよく観察していないと、勉強の面白味を感じるタイミングを逃して、勉強自体嫌になってしまう可能性がありそうだな、と思った。
ちなみに、本書に述べられている公文式の良いところと弱点は以下の通り。
公文式の良いところ
- 学習習慣がつく
- 基礎学力がつく
- 自信がつく、自己肯定感がもてる
- 勉強のスピードと正確さが身につく
公文式の弱点
- 応用能力はつかない
- 勉強が進んでいるという優越感に浸りがち
- 繰り返し学習なので人によっては飽きる
- 親が宿題を見てあげないといけないので、親の負担きつめ
- 正解か不正解かにしか興味を示さなくなり、その答えに至るまでの経緯を軽視しがちになる場合もある
子どもの特性をよく理解することが大事
結局、自分の子どもはどんな性格なのか、どこで躓きそうか、など親がよく観察して、勉強は楽しいという方向にうまく誘導してあげることが大切なんだね。
なんだってそうだけど、合う合わない、はあるよね。
子どもをよく観察しておかないとな〜。
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