やっぱりすごいなぁ、
と彼女を見ていて思う。
もしかしたら、彼女にしてみれば
いつもの普通のことなので、
“なにがすごいことなの?”と思うことなんだろう。
人にどんどん会いに行くし、
味方をどんどん作るし、
影響力があるし、
台風が発生する場所、のように周りを巻き込む力があるし、
愛されるし、
声が良く通るし、
ストーリーテラーだし、
よく面白いことを思いつくし、
食べ物の写真をとてもおいしそうな角度で撮るし、
努力家であるし、
かわいいし。
私から見た彼女は怖いものなんてなさそうに見えるのに
たまに自信を持てずにいる彼女の横顔を垣間見ることがある。
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人は往々にして他人の1番良いところを自分と比べては
それに及ばない、と落ち込む。
そんな話を聞いた。
平均して優等生、を求められる教育を受けてきたからか、
平均以上の部分はひとまず置いて、
平均以下の部分にフォーカスしては、
あれができてない…
これもできてない…
いいとこ全然ない
と必要以上に自分を卑下することは多い。
平均以上にフォーカスして
突き抜けること、
は大人になってやっと学んだことだ。
早いうちからそういうことをやってきている人には
どうしても太刀打ちできない。
時間は平等にして無情だ。
乱暴な言い方かもしれないけれど、
他人を見ていて、
なんでできないんだろう?
と少しイライラする部分は
自分が苦も無くやってのけているけれど、
だからってみんなも苦も無くできるとは限らない、
“特技”
とそんな見方をしてもいいのかもしれない。
自分が全く資産だと思っていないものが
大きな資産だってこともある。
それは絶対に誰にでもあるものなんだろうと思います。
私にも…ね。