無能唱元著の『人蕩し術(ひとたらしじゅつ)』を読みました。
どうしたら”魅力的な人”になれるのか、相手に自分を好きになってもらえるのか、が書いてありました!
なぜ読もうと思ったのか
“この人なんか素敵だなぁ”、と指をくわえて柱の陰から見つめるだけしか私にはできなかった人がいまして、
その方がこちらの本を「すごくいいですよね!」と褒めていたんです。
そうか、そうか、彼女みたいになるヒントがあの本にあるのだな・・・よしよし。
と思ったのがきっかけです。
読んで良かった点、わかったこと
ずばり、魅力的な人になるためには、
明るく楽しく暮らすこと。
相手に与えて、相手を充たしてあげること。
をすれば良いのでした!!
私は、「悩むことが趣味」だと言われるくらい、いつも、なんやかんやと悩んでいます。
なので、
「何が正しいことかなどということを追求するのをやめて、明るく楽しく暮らすよう考えることです」
と書いてあるのを読んで、
やべ、悩むの辞めなくちゃ!いつ辞めるの?!今でしょ!!!(古)と思いました。
そしてもう一つの、相手に与えて、相手を充たしてあげること。
Giveの精神、という言葉を耳にした方も多いでしょう。
他人に対し、5つの本能的衝動のうちのいずれかを充たすものやことを与えることで、その他人にとって魅力のある人、になるのです。
5つの本能的衝動を充たす、ということは一体どういうことなのでしょう。
1.生存本能を充たす
「生きていたい」という本能。相手の「飢えへの恐怖」を癒すこと。
簡単に言うと、お金や食べ物などを与えることです。
2.群居衝動を充たす
友愛をしめして、相手の「孤独を恐れる感情」を癒すこと。
3.自己重要感を充たす
相手が重要な人物であるということを感じさせる。優越感を感じさせる。
相手の自慢を聞いてあげるとか、相手を褒めるとか。
4.性欲を充たす。
ここでいう性欲は性交欲とは違いますので、注意してください。
ここでも相手に与えることで相手を充たすこと。
相手が自分に抱く幻想的イメージの世界を与えること。
5.好奇心を充たす。
相手の好奇心を充たす。
博学多才、ユーモアがあることでそれが実現できる、と言えます。
以上、この5つの点にてどう相手を充たすか、ということが本書では滔々と語られています。
また、これら5つの点で相手を充たすには、当の自分も自己重要感が充たされていないと、立ち行かなくなることもあるため、
“こっそりと自分で自分を認めてあげること”、”自己肯定感を上げる方法”についても本書では多く触れられています。
例えばアファメーションといったことで、自分の中に自分で誇りを植え付けてあげることを陰でしましょう、といったことです。
注意したいのは、人前で自己肯定感を上げる行動、自己重要感を充たす行動をしてしまうと、
それを見たり聞いたり相手は、自己重要感が下がるため(簡単に言うと不快感を与えてしまう)、決してしてはならない、ということです。
この本を読んだ後にすること、したこと
悩まないこと、明るく楽しく生きることを意識すること、です。
コロナウィルスの猛威による、不安は絶え間ないですが、
先日読んだ『実力を100%発揮する方法』で得た考え方を使ったりすることで、
必要以上に自分を追い詰めずにいられています。
あとは、お笑いの動画なんかも見て、ゲラゲラ笑うことにしています!
『人蕩し術(ひとたらしじゅつ)』のチェックはこちらから
分厚い本なのだけど、文字が大きく、平易なので読みやすかったな。