マッキンゼーに入る人はどんな人で、辞めるときにどんなお考えで辞めるのかに非常に興味があり、読んでみました。
感想とメモ
個人的に感じていたことが本書の中にも書かれていて、私は40年生きてきてやっとなんとなく腑に落ちたことなのに、26才の若さで身をもって理解したなんて、なんてラッキーな人なのかしら。。。とちょっと愕然としましたけれども笑
個人的に感じていたことというのは、大事なのは自分の価値観だということや、人生って自分の能力だけでなく、運や環境によるところも非常に大きい、人と比べることのナンセンスさ、ということです。
本書を読んで、改めて思ったのは、自分の価値観をよくよく見つめ、理解した上で、その価値観にもとづき、うれしい!たのしい!大好き!しながら生きていけることが一番だよね、と改めて思いました。
以下、同意すぎて縦に振った首がもげた部分の引用です。
「将来のため」って一体なんのためだったのでしょう?私はその先に心からやりたいことがあるわけでもないのに、レールの上に乗っていれば後で困る事はないだろうとずっと流されて生きてきたのです。可能性を狭めないように生きてきたつもりが、逆に本当にやりたいことから自分を遠ざけていたのだから、皮肉なものです。
画一的な価値基準に流されるようになっていましたが、厄介なのは、その基準に則って生きれば、手にする給与も社会的評価もあまりに”オイシイ”ように日本の社会ができているということです。
ステータス欲求が満たされていったはずなのに、いつまで経ってもほんとうにやりたいことに近づいている間隔や、ワクワクする感覚が得られませんでした。
『私がマッキンゼーを辞めた理由ー自分の人生を切り拓く決断力ー』石井てる美著のチェックはこちらから